2011年04月23日

昔の単位 米一升 田んぼ一反 はどのくらい?

昔の単位 米一升 田んぼ一反 はどのくらい?


1.学校で教えてくれない昔の単位

米一合とか米一升、一反の田圃、土地一坪・・
これらの単位は、いまだに日常生活で使われている。
だけども、学校では習わない。
学校では、そのような単位はメートル法で統一されてしまい、
それ以外の昔ながらの日本の単位は教えてはいけないのだ。

でも、知っておかないと不便である。
いろいろな局面で不利になるともいえる。

ここでマスターしまおう。


2.昔の単位の基本は「お米」

日本の昔ながらの単位は、基本は「お米」からきている。
江戸時代までの日本の経済の基本は米だった。
税金である年貢も米、武士の俸禄も米だった。

そして、人間一人が1年間に食べるお米の量を「一石」とした。
そのお米一石がとれる田んぼの広さを「一反」とした。
これがすべての基本である。
まずはこのことを押さえてほしい。

この基本を押さえたら、
次に、量の単位を整理しよう。


3.量の単位

次のようになる。

石(こく) (=10斗)
斗(と)  (=10升)
升(しょう)(=10合)
合(ごう)

ようするに、1石は1000合ということだ。
1石は1年間に人間が食べるお米の量、
その千分の一とは、人間の一食のお米の量ということである。

昔は太陽暦でなく1年365日でもなく、
毎日3食食べれることができるとも限らなかった。
そして、おおざっぱにいって、
1年は10ヶ月
1月は30日
(だけど1年は365日)
そして、1日3食で、1年間で大体1000食になる と
まあこんなものだったと理解してほしい。

要するに、米1合は人の一食分なのである。
そして、この1合を現代のメートル法で表わすと、
容積でいうと、180dl(デシリットル)
重さでいうと、150g(グラム)となる。

これだとピンとこないかもしれない。
では、一升で見ると
1升=容積 1800dl=1.8L(リットル)
   重さ 1500g=1.5kg
 である。
あの、お酒の一升瓶。あれが1.8Lである。
そこにお米を入れると1.5kgになるのである。
そして、それが大体10食分のお米の量ということだ。


4.面積の単位

では、今度は面積の方を整理しよう。

次のようになる。
町(チョウ)=10反
反(タン) =10畝
畝(セ)

これを、メートル法で表わすと、
なんと、
1反=1000m2なのである。
(明治以降に強引に一致させたのだろうけど・・)

これでわかりやすくなる
1反は1000m2で1000合の米がとれる田んぼの広さ。
ということは、
1m2の田んぼから、米1合がとれるということなのだ。

そして、
1畝は100m2:ということは1a(アール)
1町は1000m2で1ha(ヘクタール)

こういうことである。

さて、ここまで整理してきたが、
よくつかわれる、肝心の「坪」が出てこない。
これは一体何か?

これは変な単位というか、
十進法で計算するとずれるというか・・・

先ほどの1年間10ヶ月で1000日
1月は30日という、少し曖昧なカレンダーの
考え方にからくるのだ。
30坪が1畝なのである。
1反から米1年分(1石)がとれる。
その10分の1の1畝からは、米1月分がとれる。
ということは、その30分の1の1坪からは、
1日分の米がとれるということだ。

1畝で1斗=100合のお米がとれるので、
1坪は3.3合のお米がとれる広さということである。



5.日本の昔の単位はこうだ

整理しよう


合 →・・・・・(150g 180dl)  
   (坪)・・ 3.3m2
升 →・・・・・(1.5kg 1.8L)

斗・・・畝(30坪)・・・ 100m2

石・・・反・・・・・・・ 1000m2

10石・・町・・・・・・・10000m2


こんな感じだ。

さらに付け加えると
米一俵の俵は4斗(=60kg)である。

もうひとつ、
東京ドームはだいたい4ha(200m×200m)なので、
ここで言うと4町となる。

東京ドーム10個分というと、
40町だな・・と・・
かえってわかりにくいか・・
posted by hssk1101 at 06:22| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月20日

震災対応の優先順位

大震災からの復興を目指している中で、政府が検討を始めたとされる、復興税と首都機能移転のニュースに強烈な違和感を覚えました。
優先順位が全然違うのではないでしょうか?
震災で家族も、家も、仕事も失って茫然としている多くの被災者がいます。さらに、原発事故によって、住むところに戻れず仕事も失った人がいます。原発事故の停電の影響で、仕事がうまくいかなくなっている多くの人たちがいます。みんな、想像を絶するほど苦しんでいます。まず、これらの人々を救済支援してほしいと願っています。財政でもなんでも出動して1分1秒でも早く助けてほしいと思います。
そんな中、そのような支援のニュースは何となくうやむやになる一方、復興税とか首都機能移転の検討のニュースが流れてきました。確かに大事だということはわかります。でも、これは喫緊の課題というより、中長期の課題なのではないでしょうか?
たとえて言うと、自動車事故で人が怪我して倒れているときに、救急車を呼ばずに、治療費はどうやって工面するか、事故が起きないようにこの道路にガードレールを作ろうなどと話し合っているようなものです。
焦点をぼかさないでほしいと思います。今、大至急やらなくてはならないことは被災者の救援です。それ以外のことに話を持って行って、国民を煙に巻くようなことはしないでほしいと思います。こんなことしている間にも、大事な命が失われているのです。
posted by hssk1101 at 22:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月13日

プロスペクト理論 行動を制約する利小損大の心理

プロスペクト理論 行動を制約する利小損大の心理

1.プロスペクト理論とは?

プロスペクト理論とは何か?
★カーネマンとトヴァスキーによって提唱された意思決定理論のこと。
 利小損大の心理とも言われる。

これだとよくわからない。
ザックリ言うと、
・1万円を拾って儲けたときのその喜び
・1万円を落として損したときの悲しも
この2つを比べると、損したときの悲しみの方が、
喜びよりも大きいということ。

感情に絶対値の感覚をあてはめて、
1万円拾った喜び(の絶対値)<1万円落とした悲しみ(の絶対値)
ということ。

これは、感覚的に共感できると思う。
1万円拾っても、まあうれしいくらいだけど、
1万円落としたら、その悔しさ悲しみは、
一生忘れないかもしれない。

これが、プロスペクト理論だ。



2.人間の行動を阻害する心理

この理論・心理が人間の行動をどのように邪魔するか。
次の例を見てほしい。

【例】
AとBのどちらを選ぶ?
A:確率2/3で6万円もらえる。
  確率1/3で3万円損する。

B:2万円もらえる。


さあ、どうだろうか。
Aの「確率1/3で3万円損する。」というところが、
気になってBを選ぶ人が多いのではないだろうか。

たぶん私もこのような選択を迫られたらそうするだろう。

だけど、合理的に考えるとどうなるか。
いわゆる期待値はどうなっているのか。

Aの期待値は
6万×2/3 + (△3万×1/3) = 3万円
である。
一方Bの期待値は2万円である。

Aの期待値の方が大きい。
ということは、合理的に判断すると、
Aを選んだほうが儲かるのである。

だけど、多くの人(いやほとんどの人)は、
Bを選ぶ。
なぜなら、3万円の損がいやだから。


この例で、Aが、
A:確率2/3で9万円もらえる。
  確率1/3で3万円損する。
としたらどうか・
この期待値は5万である。

それでも、Bを選ぶ人が多いのではないだろうか。

この例はどちらも、Aを選ぶことが正しいのである。
人生の様々な決断・選択の際に、
これと同じような選択を迫られた場合に、
Aを決断しないと、負けてしまうのである。

でも、人はBを選択してしまう。
要するに、3万円損するという心理負担が、
合理的な判断を狂わせているのである。


この現象は、人生の様々な局面で発生する。
株式投資などはその最たるものといえる。

儲けてもあまり喜びは感じないのに、
ちょっとした損が非常に苦痛になる。
その損がいやだから、
株価が下がっても、売却して損を確定することができずに、
そのまま株を持ち続けて、
塩漬けにして、
損失額を見えないようにする。

このようなことを、いつのまにか、行っているのである。



3.プロスペクト理論から解放されるために

プロスペクト理論からのがれるためにはどうしたらよいのだろうか。
人間だから難しいということは、しっかりと認識したうえで。

期待値の考え方を身に付け、
使いこなすことが大切だと思う。
上記の例では、期待値を計算して、
冷徹にAを選択できる人間は強いし怖くさえある。

株式投資の損切りのときなどは、
「事前にいくらまで下がったら自動的に売って損を確定させる」
などのルールで縛ることも有効だろう。

そして、人間はマイナス・損を過大に評価して、恐れるという
習性をよく認識しておくことも必要だ。

この修正を頭にいれて、冷静に期待値を計算して、
決断を下す人間。
とてもクールでシャープで強力である。

こういう人間を目指してほしい。
posted by hssk1101 at 22:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする